■チュニジア首相が内閣改造を発表する見通し(1)
【チュニス:ムハンマド・ヤースィーン・ジャラースィー】
チュニジアのユースフ・シャーヒド首相は、近く内閣改造を行うことを発表した。内閣改造の詳細には触れていない。これは、シャーヒド首相はイスラーム主義政党である「ナフダ」党と院内会派の大部分を占める与党「チュニジアの呼びかけ」党、そして同国で大きな影響力をもつ労働者組織から成る野党からの強固な支持を取り付けたタイミングでの発表だ。シャーヒド首相は昨日(27日)の記者会見の中で「内閣改造に関する発表は間もなくだろう」と述べた。首相の表現を引用すると、「変革は進行中である」とのことだ。
この発表の前日に、シャーヒド首相は院内会派の世俗主義政党である与党「チュニジアの呼びかけ」の代表者らと面会した。彼らは、かつて首相の退陣と新たな組閣を求めていた首相の所属政党の支持を得るために、「閣僚レベルでの改善と内閣の構造改革の継続」と強く要請すると表明した。
また、イスラーム主義政党「ナフダ」の報道官イマード・ハミーリー氏は、一昨日(26日)夜の記者会見で「同党は、内閣改造を実施する前提でシャーヒド首相が続投することを通じて政権の安定を求めるという立場を改めて表明する」と述べた。これは、同党のラーシド・ガンヌーシー党首と院内会派と政治局のメンバーらの間で行われた会合を受けて発表されたものだ。
(2)に続く
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( 翻訳者:博田智 )
( 記事ID:45005 )