6月24日の総選挙後、国家の再構築の過程で政令の発布が待たれる中、官界では興奮が続いている。政令は廃止され、統合される機関の何千人もの職員の新しい職場が明らかにされる。
アンカラの舞台裏で6月24日の選挙結果の分析が行われる一方、大統領制に基づき作られる国家機構の中での人事が関心の的である。
特にアンカラのかなりの数の省庁、公的機関、高等委員会、大統領府と命名される政府機関で働く数千の公務員、官僚たちは新たな機関誕生を待っている。首相府といった廃止される機関で働く人の多くは大統領府に移行するために携わっている。このような機関で働く人の一部は、他省庁に異動となる予定だ。
■一年かかるだろう
システム構築は段階を踏んで進められるため、職員に対する作業のすべてが一挙に行われることはない。非常事態特別政令に基づき、まず組織が設けられる。複数の機関の統合は一年を要するだろう。特に地方選挙後に加速化される予定だ。この過程で俸給に対する権利、在任期間、それに伴う退職金などの権利は全く失うことはない。公務員たちは、国家人事局によって取り纏められ、必要に応じて新たな国家機構に任命され、それぞれ異なった機関に振り分けられる。
■元議員たちが応募
アンカラで最も大きな動きは官界で起きている。総局長、次官、監査官、監督専門職員といった上級官僚たちは、新体制での職務確保のため舞台裏で働きかけを加速させた。この働きかけに関する接触のうち、最も連絡を受けているのは大統領府と公正発展党中央関係者となった。職を得たい元国会議員たちも大統領府の内閣発表、来たる新機構のなかで、副大臣、大統領諮問役、事務局や委員会などで職を得るため、根回しを行っている。
選挙の最終結果を7月5日に発表する高等選挙委員会は、これを1日前倒し、国会議員の宣誓式と大統領の就任式が7月7、8日に行われ、内閣も8-9日に発表される可能性があるということだ。
■アンカラとヨズガトの結果
公正発展党執行部は、選挙で生じた票の損失について調査を続けている。エルドアン大統領は、この調査をスタッフに行わせる一方、最新の中央執行委員会会議において選挙結果を論評する際、特にアンカラとヨズガトの結果にとても驚き、残念に思っていると述べた。
エルドアン大統領は、内陸アナトリアの票の損失について十分な調査を要求した。そして票損失のあった他県のリストを検討し、県毎の分析を行わせているという。
エルドアン大統領は、選挙に対する最初の反応を6月24日の夜、公正発展党中央党本部に集まった党幹部と閣僚たちに向け直接話したようだ。
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( 翻訳者:西山みなみ )
( 記事ID:45007 )