イスタンブルで行われた警察の捜査で、ブルガリアから不衛生かつ不法な方法で、国内へ持ち込まれた27,527点の医薬密輸品が押収された。これらの医薬品のほとんどが、がん治療に使われる錠剤と血清であったことは注意を引いた。この捜査を含めると、イスタンブルで対密輸警察が6か月間に押収した医薬品は136万2千点に達した。
イスタンブル警察の密輸対策班は、以前から医薬品の密輸を行っているİ.Ç(匿名)がブルガリアから違法な医薬品を持ち込んだとの情報を得た。(容疑を)確認するため、İ.Çを車両で追跡した。İ.Çの車に医薬品があることを確かめると、車をバクルキョイで停車させた。車両で行われた捜索で、ほとんどの癌治療で使用される、緑色の処方箋で売られる重度の精神的疾患用の医薬品から成る2万7,527点の錠剤と血清が押収された。逮捕されたİ.Çはヴァタン通りにあるイスタンブル警察本部へ送られた。
警察が押収した薬品のなかには偽造品が含まれている可能性があることが明らかとなった。これらの薬品から得られたサンプルは県保健局へ送られた。さらに、容疑者が冷蔵運搬の必要がある製品も車のトランクに積んでいたことも分かった。İ.Çが持ち込んだ医薬品は、仲介業者を通じて病院などへ販売されていたとされる。
最近の捜査と併せてイスタンブル警察が一年間で押収した医薬品は、136万2千点に上り、捜査では36人の容疑者が逮捕されたことが分かった。
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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:45009 )