イラク:電力不足にイランの電力打ち切りが追い打ちをかける
2018年07月09日付 al-Hayat 紙

◼︎ 7月の暑さがイラク政府を圧迫、イランの電気が打ち切られる

【バグダード:本紙】

イラク政府は、例外的に気温が上昇する毎年7月に深刻化する民衆の怒りにさらされている。イラクの諸都市は世界トップクラスの暑さを誇っている。そして電力不足が続く中、イラン当局がイラクに販売していた電力の供給停止に取り掛かったため、人民の怒りが悪化している。

イラク電力省は、イラン当局がイラクに販売していた1000MWの電力を打ち切ったことで、南部の幾つかの都市、特にバスラ、ナーシリーヤやアマーラが影響を受けており、アマーラでは昨日、気温51度の世界最高気温が観測されたと発表した。電力省は電力の遮断された送電線の再稼働のためにイラン側と協議すると約束した。

イラク政府がハイダル・アバーディー首相を通じて電力問題の解決は近いと発表したにもかかわらず、数日前から停電が続いていることをツイッターで非難する者や活動家は、電力を供給するという過去の政府の約束を、現政府が繰り返していると非難した。各統計が指摘するところでは、イラクは電力を供給できないまま約400億ドルを費やしている。

(後略)

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( 翻訳者:長谷川岳志 )
( 記事ID:45042 )