レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、新内閣を発表した。国民教育省(MEB)への人事はまったく予期しないもので、元教育委員会委員長のズィヤ・セルチュク教授が国民教育相に就任した。セルチュク氏は最初の所信表明で、「知識と知恵を以て、職員一体となって鋭意努力する」と述べた。
レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、新内閣を発表した。国民教育相の座には、ある教育者が就任した。新しい大臣は、およそ20年に渡ってガーズィー大学初等教育学部で教員を務めたズィヤ・セルチュク教授である。これにより、国民教育相には教育者を、という期待にも応えられた。セルチュク教授は、2003年から2006年の間、国民教育省教育委員会で委員長を務めた経歴を持つ。
■セルチュク国民教育相から最初の所信表明
レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の新大統領制内閣で、国民教育相として就任したズィヤ・セルチュク氏は、「知識と知恵を以て、職員一体となって鋭意努力する」と述べた。
セルチュク氏は、大統領府で行われた記者会見で、エルドアン大統領が発表した第一期大統領制内閣に閣僚入りするにあたり、所信を表明した。
「かつてない高揚を以て、我が省は言葉をひとつにし、一丸となって全く新しいサービスを構築していく」と述べたセルチュク国民教育相は、次のように続けた。
「これがどれほど難しい仕事であるか理解している。この困難な任務は個人的な問題ではないこと、単独で行う仕事ではなく、チームワークであること、そして国の課題であると認識している。従って、我々の前には長くて困難な道がある。このために、我々は知識と知恵を以て、職員一体となって鋭意努力していく。」
■ズィヤ・セルチュク教授はどんな人か?
1961年アンカラ生まれ。アンカラ大学教育学部で学士課程を、同大学発達心理学科で修士課程を修了し、1989年にハジェッテペ大学精神コンサルタントの分野で博士課程を修了した。ガーズィ大学教育学部で准教授、教授を勤めた。
TED(トルコ教育協会)大学の他、多くの私立教育機関の設立を実現。トルコ叡智財団の理事、TÜBİTAK(トルコ科学技術研究機構)のグループ執行委員会の委員である。
2003年から2006年の間には、教育委員会委員長としてシラバス改革を指導した。またEU加盟交渉においても、教育と科学についての議論で国の代表を務めた。
人間関係、成長、学習、子供の注意欠陥、カウンセリングの実践などの分野で数多くの著作と、査読付の学術誌に掲載された多くの論文がある。
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( 翻訳者:森彩音 )
( 記事ID:45049 )