■モロッコ・EU間の海洋漁業協定の更新
【ラバト:ムハンマド・シャルキー】
4か月にわたる困難で骨の折れる交渉の末、欧州連合(EU)とモロッコは海洋漁業協定を更新した。この協定は、その額はまだ明らかになっていないが、金銭的な補償と引き換えに、欧州の数十隻の船舶がサハラ地域を含むモロッコ領海での漁業の再開を許可するものである。
モロッコ外務省と欧州委員会が昨日(20日)発表した声明によると、双方は漁業分野における協力プロトコルを交わした。プロトコルは、当該地域の住民が欧州の支援を活用し、海洋資源の持続的な開発の原則を尊重するために新たな要件に基づいた内容になっている。欧州委員会は「モロッコとの戦略的パートナシップを継続し、これまで30年続いた成功の経験を維持したい」との意向を表明した。
EUの外相らは先週、モロッコとモロッコ全域をカバーする新たな農業協力を形作ることで合意した。これによって、海洋漁業プロトコルの更新の実現を早める「政治的な」道が開かれた。
スペインの漁業組合は、「モロッコ領海での漁業停止は、スペイン船に大きな損失をもたらすかもしれない」ことを考慮し、協定を更新するようEUに圧力をかけた。
(後略)
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( 翻訳者:荻野明伊 )
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