エジプト:世界最新の発電所を開設、新プロジェクト等に5150億ポンド投資
2018年07月24日付 Al-Ahram 紙

■スィースィー大統領、世界最新の発電所を本日開設・・新プロジェクトや近隣諸国と欧州との電力相互接続プロジェクトで5150億ポンド

【本紙:ナーデル・タマーン、シャーディ・アブドゥッラー・ザルタ】

バッサーム・ラーディー大統領府報道官は、アブドゥルファッターフ=スィースィー大統領が本日、全国の電力部門で複数の一大国家プロジェクトを開始、本プロジェクトが世界最新であると述べた。

また同報道官は、これらのプロジェクトには世界で3番目に巨大かつ最新の大型発電所プロジェクトが含まれており、ドイツのシーメンス社が新行政都市、ベニスエフ、バーアロスで本プロジェクトを実施したと述べた。発電量は14400メガワットで、エジプトの現在の電力供給量を約50%増加させるたという。また、世界でも最大規模のジャバル・ゼイト風力発電所が開設される予定だと述べた。

ムハンマド・シャーキル電力大臣は、電力部門では2014年6月以降にエジプトの電力網の開発計画が始まって以来、5150億ポンド規模のプロジェクトが現在実施され、今後も続くと明らかにした。また同大臣は、送電・配分網強化計画が来年末に終了すると述べた。

同大臣は、電力部門が近隣諸国や欧州諸国との間で電力相互接続プロジェクトを実施しており、本プロジェクトは、高圧架空送電線網を強化する540億ポンド規模のプロジェクトの一環だと説明した。そして現在、スーダン、サウジアラビアと3000メガワットの交換を目的に相互接続線の設置が行われているほか、ヨルダンとも400メガワットから2000メガワット規模で相互接続線が増設されていると述べた。さらに、エジプトの電力網が開発計画が終わる頃に世界水準へと達するために、キプロスとギリシャを通じた欧州との電力相互接続プロジェクトの調査が行われていると付言した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:吉川真優 )
( 記事ID:45116 )