サウジアラビア:バブ・エル・マンデブ海峡を通じた原油の輸送を停止
2018年07月25日付 al-Hayat 紙
サウジアラビア:バブ・エル・マンデブ海峡を通じた全ての原油積荷の輸送を停止
■サウジアラビアはバブ・エル・マンデブ海峡を通じた全ての原油積荷の輸送停止を発表
【リヤド:本紙】
サウジアラビアのハーリド・ファーリフ・エネルギー・産業・鉱物資源大臣は25日夜、バブ・エル・マンデブ海峡を通過する全ての原油の積荷の輸送を、同海峡の航行が即時かつ一時的に安全になるまで停止すると発表した。
国営サウジ通信(SPA)によると、トゥルキー・マーリキー・イエメンにおける正統性を支援するための連合報道官が、サウジアラビア国営海運会社(albahri)の所有するタンカー2隻が、それぞれ200万バレルの原油を積みバブ・アル・マンデブ海峡を通過したところ、テロ組織フーシ派の民兵から攻撃を受けたと発表したのを受けて、今次の決定がなされた。
同報道官は「攻撃によってタンカー1隻が軽い損害を受けた。けが人はなく環境災害を引き起こす海への原油の流出はない。現在、損害を受けたタンカーが一番近いサウジアラビアの港に牽引されている」と述べた。
さらに、「原油タンカーに対するテロ組織フーシー派の民兵の脅威は、世界貿易の自由、バブ・エル・マンデブ海峡と紅海上の航行に影響を与える」と強調した。
他方、サウジアラムコは「2隻のタンカーはサウジアラムコに帰属する原油200万バレルをそれぞれ積載しており、紅海上でテロ組織フーシ派の民兵から攻撃を受けた。この攻撃の中でタンカー1隻が軽い損害を受けたが、負傷者や原油の流出は発生していない」と明らかにした。
さらに同社は、「サウジアラムコはバブ・アル・マンデブ海峡を通じた全ての原油積荷の輸送を、バブ・アル・マンデブ海峡の航行が安全になるまで停止する。アラムコは適切な措置を取るべく現在の状況を評価している」と述べた。
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:岩崎ソフィア )
( 記事ID:45124 )