イエメン:イエメン政府は、捕虜を解放し、人道支援に便宜を図るまではフーシ派と交渉しない
2018年07月22日付 al-Hayat 紙

■イエメン政府は、捕虜を解放し、人道支援に便宜を図るまではフーシ派と交渉しない


イエメン軍はハッジャ県北部ハイラーン市でフーシ派に占拠されていた諸村々と諸拠点を解放した。軍情報筋によると、連合軍が支援しているイエメン軍は、ハイラーン市(サアダ県)のジャアダ村とフラーマラ村、並びにハルド地区(ハッジャ県)に通じるハイラーン渓谷東部にある複数の拠点を解放することに成功した。 

ホデイダ県での正規軍の進軍を止めるべくロシアの介入が要請された後、フーシ派の「最高政治評議会」であるマフディー・マシャート委員長は、フランスのイマニュエル・マクロン大統領に書簡を送った。この書簡の中で同委員長は「平和の実現のためにフランスが重要かつ顕著な政治的役割を担う」ことを希望すると表明した。フーシ派の支配下にある『サバウ通信社』は土曜夜(21日)から日曜(22日)にかけ、マシャート委員長が駐イエメン・フランス大使クリスチャン・ティエスト氏と会談した際、「サナアにフランス大使館を再び開館すること」を求めたと報じた。

さらに、イエメンのワクㇷ省は昨日(21日)の声明にて、アデンの治安関係局に対し「モスクの説法者やウラマー、イマームがさらされている暗殺やテロに対し結束して抵抗するよう呼びかけた。ワクㇷ省の声明は、アデンのムアッラ地区にあるアブドッラー・アッザーム」モスクのイマームであるムハンマド・バーザラアが、土曜夜から未明にかけて武装集団の弾丸により暗殺された数時間後に発出された。

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( 翻訳者:中鉢夏輝 )
( 記事ID:45156 )