チュニジア:シャーヒド首相は辞任を拒否し、議会の信任を求める(2)
2018年07月25日付 al-Hayat 紙

■シャーヒド首相は辞任を拒否し、信任に向けた試練に備える(2)

【チュニス:ムハンマド・ヤースィーン・ジュラースィー】

昨日の記者会見においてシャーヒド首相は、「私は危機を脱出する道を開いており、その中には議会による信任の要求も含まれる。今週あるいは来週の初めには、議会に働きかけるつもりである」と述べた。

ユースフ・シャーヒド首相の周囲の者達は、首相が内閣の信任を改めて問うことを懸念している。内閣が組閣直後に得ていたのと同様の支持はもはや得られないと考えているからだ。大統領の息子ハーフィズ・セブシーを党首とする与党のチュニジアの呼びかけ党は、内閣への支持を取り下げ、内閣退陣を堅持している。一方で、内閣はナフダ党(議席数において議会第一党)から強い支持を得ている。同党は、政治的安定や部分的な内閣改造、国際債権者が要求するより大規模な経済改革プログラムの実行を主張している。

セブシー大統領は一時中立であったが、およそ二週間前にシャーヒド首相への支持を取り下げた。同大統領は、もし政治的危機が克服されなかったならば、首相を辞任するか、あるいは内閣に対する議会の信任を再び問うようシャーヒド首相に求めた。

経済の回復

経済回復についてシャーヒド首相は、「政権交代に関する風説は、チュニジア経済にとって、また国家の義務と優先事項にとってリスクである」と述べた。

またシャーヒド首相は、チュニス・アフリカ通信社との会見において、「経済状況は年末に回復し始めるだろう。政府は国家予算の赤字を3.9%に減らす計画を立てている」と述べた。

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( 翻訳者:博田智 )
( 記事ID:45168 )