ドル高沈静の理由
2018年08月15日付 Cumhuriyet 紙

ここ最近におけるアジア取引において7の限界を超えたドル/TLは、15日早朝の取引において6.44リラにまで下がった。専門家達はドルにおけるこの下落において、ホワイトハウスにおける会談の重要性を指摘している。

ここ最近のアジア取引において7の限界を超えたドル/TLは、昨日波のある進展を見せ、今朝は6.90~6.92リラから一日が始まった。朝の早い取引において1ドルが6.44リラにまで下がった。ドルにおいて起こった、この急な下落の理由が心配されている。分析家達の共通の見解はホワイトハウスにおける会談のチャンネルが未だに開かれている事である。

分析家たちは、今朝ドルにおいて起こった下落が、昨日、銀行業調整監査機構(BDDK)が為替スワップ取引に制限を設ける事とトルコ中央銀行(TCMB)の法定準備率の引き下げと、各銀行によるトルコリラ取引のための上限を引き上げた結果として評価している。

■「ホワイトハウスにおける会談は重要なステップだ」

ニュースサイトekonomi.haber7における報道によれば、更に下落することが願われているドル価格の現状に、トランプの国家安全保障問題担当大統領補佐官、ジョン・ボルトン氏とトルコの在ワシントン大使セルダル・クルチ氏の間でホワイトハウスにおいて実現した会談も影響している。専門家達は、前向きに進まなかったと伝えられたホワイトハウスにおける会談が外交チャンネルが開かれているという事を示しているという点で肯定的になりえるということを強調したということが伝えられている。

一方でborsagundem.comに掲載されたニュースによれば、銀行家達によってなされた対策は時間を稼ぐ事が出来るが、しかしながら為替を上昇させるストレス要素を反対に向けさせるというものではないという事に言及する一方、これらのステップが市場における不安を取り除くプロセスにおいて重要な役割を果たしたという事を話した。銀行家達は、投資家達が見たいと望んでいたステップが意味のある金融財政政策の緊縮であると簡潔に述べている。

またニュースによれば、銀行家達はエルドアンの呼びかけと利益獲得の観点から関心を持った個人投資家が10億ドル規模で為替を急変させたと推測されている。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:45229 )