■アラブ連盟のリビア特使は選挙に対する国際的な保証を望む
【トリポリ:本紙】
アラブ連盟のサラーフッディーン・ジャマーリーリビア特使が、「リビアでの選挙を成功させるために求められるのは、特に国内におけるすべての当事者に対する選挙結果の受け入れとその実行を義務付けることを規定した国際的な保証の存在である」と明らかにした。
また、ジャマーリー特使は昨日の声明の中で「次回の議会選挙と大統領選挙を組織する決定はリビア人自身によるものでなければならない」と述べた。
さらに、特使は政治的、法的なこう着状態に突入することを避けるために、リビア人自身が議会選挙と大統領選挙の実施日を規定しなくてはならないと語った。特使の言葉を引用すると、「この(選挙の実施日という)重要な期日を『無期限』のカテゴリに残したままにしてはならない」とのことだ。
また、特使は「成功させるためには国際的な保証のもとリビア人の決定によって選挙を組織しなくてはならない」と強調した。さらに、「リビア人たちはできるだけ早く選挙を行う日を規定するよう求められている」と指摘した。
一方、特使はターワルガの住民が故郷に帰還したことに対して喜びの意を表明し、「アラブ連盟が帰還促進のため介入した」ことを明らかにした。
そして「あらゆる神経質な反応がなくなり、同胞間の友好的で平和的な感情と関係が普遍的なものとなり、破壊されたものが再建されるまで、ミスラタとターワルガのふたつの街は善隣的で親善的な道を歩み続けること」を望むと表明した。さらに、「ターワルガの住民の苦しみを終わらせることは、リビア国民全体の苦しみを終わらせるための序章となる」とした。
特使は次のように指摘した。「リビア国民間の包括的な和解は、平和的な方法で多くのことを実現させる選挙実施の道を切り開き、強力で安定し、主権があり、治安組織と軍事組織の統一を可能にし、リビアすべての地域で安全が現実のものとなる国家を建設することや、リビア人が再び安心でき、8年間続いた苦しみを終わらせることの助けとなるだろう。」
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( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:45254 )