エジプト:イード期間中はシナイ半島の移動規制を緩和
2018年08月15日付 al-Hayat 紙
■イード期間中はシナイ半島の移動規制を緩和
【カイロ:本紙】
北シナイ県の治安当局は対テロ大戦争の中、同県の住民に対して(実施されている規制の)緩和措置を続けている。というのもイード・アドハー(犠牲祭)の休暇中は、移動に関する規制を停止することを決定したのだ。
アブドゥルファッターフ・ハルフール北シナイ県知事は14日、治安当局と相互に了解した決定を発表した。具体的には、(シナイ半島で最大の人口を擁する)アリーシを起点とする道路あるいは同地に通じる道路を、8月16日から8月25日の間は事前の「調整」なしに開放するというものだ。
アリーシに向けての、あるいは同地からの移動は約24時間前までに車のナンバーや所有者のデータベースの提出を通じた治安当局との事前の「調整」が必要だった。しかし数週間前から、北シナイ県は住人の負担軽減の一環として毎週木曜日、金曜日、そして土曜日に限り「調整」なしの移動を認めていた。そしてこれが住人に対するあらゆる規制を解除し、犠牲祭の休暇や休暇期間中の散策や移動を享受できる最終的な決定をもたらした。
また、14日の北シナイ県の決定には天然ガス車に対して無制限の、あるいは一定量の必要な燃料を提供することも含まれている。一方でガソリン車やディーゼル車に対する(燃料の提供)禁止は継続し、限られた量のみの提供や県からの事前許可に基づいて燃料の提供を行うとのことだ(注)。
注:シナイ半島では今年(2018年)2月に始まった「対テロ大作戦」に際し車両への給油禁止や給油量の制限が行われている。
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( 翻訳者:古賀きらら )
( 記事ID:45262 )