独ビルド紙「エルドアンはギュレン帰国を望んでいない」
2018年08月24日付 Cumhuriyet 紙
ドイツのビルド紙による取材で共和人民党(CHP)米国支部代表ユルテル・オズジャン氏は「タイイプ・エルドアン氏はギュレン氏が本当にトルコに帰国することを全く望んでいない」と発言した。
ドイツのビルド紙はCHPの米国代表ユルテル・オズジャン氏と面談した。
オズジャン氏は「エルドアン氏はギュレン氏が本当にトルコに帰国することを全く望んでいない」と発言した。
オダTVによる報道によれば、発言はインタビューの以下の部分である。
ビルド紙:オズジャンさん、タイイプ・エルドアン氏はアンドリュー・ブランソン氏を釈放するでしょうか?
ユルテル・オズジャン氏:遅かれ早かれ解放するだろうと思います。
しかし釈放はトルコ・米国の関係を改善することにはならないでしょう。
知っている限り、現時点でトルコの刑務所には15人の米国市民がいます!
さらに米国国家のために働く3名のトルコ市民もトルコに拘束されている。
同時に、トルコは、NATO同盟国であるのにロシアからS−400対空防衛システムを購入することを希望している。
これらの証拠が嵐を指し示している。
あまりに多くの信頼が失われた。
ビルド紙:エルドアン氏は強いリーダーのイメージを損なうことなく、ブランソン氏を釈放することが出来るでしょうか?
ユルタル・オズジャン:はい、なぜならトルコのメディアが情報統制するでしょうから。
ご存知のとおり、エルドアン氏は頻繁に考えを変える方です。時には数日以内に180度考えを変えることも!
トルコのメディアはエルドアン氏の朝令暮改をごまかすためになんとでもするでしょう。
そもそもトルコの政治議論は短期的なので、皆すぐに忘れてしまいます。
これはエルドアン氏にとって利点となるでしょう。
ビルド紙:エルドアン氏はペンシルベニア州に居住しクーデター未遂の容疑がかかっているフェトフッラー・ギュレン氏の引き渡しを求めています。
ユルテル・オズジャン:私の意見では、これはポーズだけです。
エルドアン氏はギュレン氏を本当にトルコに連れ戻すことは全く望んでいません。
エルドアン氏とギュレン氏はトルコの法制度を形骸化させ、メディアを従順にさせるという点では共犯者なのです。
ギュレン氏の連行を実行するかには大きなクエスチョンマークがつきます。
私の考えでは、エルドアン氏はギュレン氏が米国にいることに幸福でしょう。
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( 翻訳者:山口 南 )
( 記事ID:45285 )