エジプト:反体制派の中心人物が逮捕(2)
2018年08月24日付 al-Hayat 紙

■カイロ:国民投票の実施と囚人の釈放を訴えた反体制派の中心人物を逮捕

【カイロ:本紙】

これに対し数十人の弁護士と国会議員は、司法権力と行政権力への侮辱の疑いで検事総長にマルズーク氏を告発し、彼の逮捕と起訴を要請した。また、政治勢力はタフリール広場への結集の呼びかけを「エジプトの街頭に無秩序と混乱」を広めるものと見なした。

マルズーク氏が国内での政治活動を通して示した提案が拒否された一方で、彼の訴えは「ムスリム同胞団」に追従し、国外から運営している政治勢力の間に広く受け入れられた。そしてこの政治勢力は広範囲に彼の声明を広め、彼を援助し、この提案への支持を表明した。

人権派の弁護士で元大統領選の候補者であるハーリド・アリー氏は「フェイスブック」の自身のアカウントでの投稿で「マルズーク氏の家族は、警察の大規模な部隊が自宅を取り囲んで彼を逮捕し、どこか知らされていない場所に連行したことを私に伝えた」と語った。

また、(別の)人権派の弁護士ターリク・アウディー氏は「フェイスブック」の自身のアカウントで、「マルズーク氏の所在や逮捕の理由に関する情報は何もないが、すぐに彼の弁護士であるハーリド・アリー氏を通じて何らかの情報が発信されるだろう」と示唆した。

(後略)

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( 翻訳者:友添 日向子 )
( 記事ID:45291 )