9日休暇が明け、ドル上昇
2018年08月28日付 Cumhuriyet 紙
9日間の休暇の間、変動のなかった為替が、休暇後の始業1日目に変動した。専門家らはこの変動について、為替危機は外部からの圧力ではなく、内部市場の需要が要因であると述べている。
9日続いた犠牲祭の休暇中は静かだった為替市場が休暇終了後に突然変動し、1ドル6.30リラ、1ユーロは7.20リラを記録した。エルドアン大統領や与党政治家、政府よりの記者らはこの為替危機を外部の力が働いたものと考えたが、経済の専門家らはこれを否定した。経済学教授のヤルチュン・カラテぺ氏はソーシャルメディアで、為替需要について「ドルはトルコ国民の需要によって高まっている」と発信した。
トルコ国内市場が休暇のため閉じていた先週はドル・リラも停滞していたが、休暇が明けると一気に動き始めた。週明け初日の営業日には為替市場に大きな変動が見られ、1ドル6.30リラに迫る勢いであった。トルコ市場がしまっていた金曜には6.00リラが終わり値、昨日の朝は6.0299リラでスタートし、1日のうちで6,2960リラにまで上昇した。リラの対ドル為替は1日で4.7%下落した。ドル対リラは夕方6.14から6.17まで持ち直した。
ヤルチュン・カラテぺ教授のツイートを引用する。
「今朝、ドル相場は3%近い上昇を見せた。バイラムの間、何も変動のなかったドルは、休暇明けにトルコ人の需要によって上昇している。『外部からの力』などではない。」
カラテペ教授の指摘を受けて、木曜の外貨預金の発表に注目が集まっている。
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( 翻訳者:西山みなみ )
( 記事ID:45296 )