■ごみ集積場 カイロを包囲(1)
【取材:ニールミーン・クトゥブ】
■訴状はトゥーブ・ラムリーのごみ集積場撤去を要求..当局は「集積場は我々に従わず、法律に違反している者もいる」と返答
■マアーディーおよびカッターミーヤの住民:「政府のポータルサイトと環境省に苦情を送った。私たちは日常的に悪臭に苦しんでいる。」
■美化清掃管理局長「違法に占拠して作られたごみ集積場は管理局に従っていない…正式なゴミ集積場は問題を起こしていない…違反者には厳罰を」
多くの国がごみからエネルギーを生産し、リサイクルであれ発電であれ、ごみを経済の力学における有効な変数に変換しているなか、エジプトは首都を取り囲むごみやごみ山を無駄にしてしまっている宝だと見なしながらも、未だに有効利用できずに苦しんでいる。今回の苦情はそこかしこに散らばっているごみの山についてではなく、住宅地が徐々に拡大してついにはその周りを取り囲んでしまった、巨大なごみ集積場についてのものだ。この住宅地を計画した者は活気があるだけでなく地価の高い地区の中心にある集積場の存在など考慮しておらず、また同様にこの住宅地も数十年前から集積場建設を計画していた者の計算には無かった。
カッターミーヤ、トゥーブ・ラムリー、ワファー・ワ・アマルは巨大集積場がある場所で、それぞれニューカイロ、ナセルシティ、ザフラー・マアーディー付近に位置する。これらの集積場は悪臭や煙の発生源となっており、何年もの間同地区の住民からの多くの機関に向けて苦情が続いているが、徒労に終わっている。ある住民は公共のルートを通して、別の住民はSNSを通じ、また別の住民は法的手段を通じて助けを求めた。しかし結果は同じだった。依然として煙や悪臭は続いているのだ!
(2)へ続く
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( 翻訳者:増田まい )
( 記事ID:45321 )