シムシェキ元財務相に「就職口」あちこちから
2018年09月13日付 Hurriyet 紙


6月24日のダブル選挙で候補者とならず、11年に渡る政治家人生を静かに終えた前財務相および副首相のメフメト・シムシェキ氏に対して、ロンドンとニューヨークから多くの声が掛かっている。

ドゥンヤ紙のケリム・ウルケル記者が今日、これらの内の一つについて報じた。フェリト・シャヘンキ氏が代表を務めドウシュグループとヒュスニュ・オズイェイン氏が代表を務めるフィバホールディングがロンドンで共同設立したドーム銀行頭取職のオファーである。

シムシェキ氏の関係者はオズイェイン氏とシャヘンキ氏からオファーがあったことを認め、シムシェキ氏がロンドンやニューヨークを本拠とする数多くの企業から再就職の誘いを受けていると述べた。関係者によれば今日イギリスに発ったシムシェキ氏は、明日ロンドンでいくつかの企業と面談する予定である。関係者は「ただ、シムシェキはまだ何も決めていない。これらの面談を終えた後、決断を明らかにするだろう」と述べている。

シムシェキ氏は1993年に英エクセター大学で金融と経済の修士号を取得したのち、2007年まで海外の民間企業で働いていた。2007年選挙で国会議員に立候補した。第60次内閣で経済相として初入閣し、61次内閣では財務相、64次内閣では副首相を歴任。2013年に『Emerging Markets(新興市場)』誌が選ぶ「欧州新興国の今年の財務大臣」に選出され、さらに同年、『Foreign Policy(外交政策)』誌が選ぶ「世界で最も影響力のある500人」にも選ばれている。3人の子を持つシムシェキ氏だが、今年6月24日の選挙に立候補せずに、静かに政治家人生を終えた。

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( 翻訳者:本岡篤也 )
( 記事ID:45370 )