エジプト:ムバーラク元大統領の息子が再び逮捕
2018年09月16日付 al-Hayat 紙


■ムバーラクの息子二人が再び刑務所へ

【カイロ:ムハンマド・サラーフ】

カイロ刑事裁判所は昨日(9月15日)、突如としてフスニー・ムバーラク元大統領の息子であるアラーウ・ムバーラク氏とガマール・ムバーラク氏、ジャーナリストであった故ムハンマド・フスニーン・ハイカル氏の息子で実業家のハサン・ハイカル氏、そして同じく実業家のアイマン・ファトヒー氏とヤースィル・マルワー二ー氏の逮捕を命じた。

カイロ刑事裁判所は、エジプト証券取引所において不正を働いた疑いで治安当局に容疑者5名の逮捕と勾留を要請した。なお容疑者5名は容疑を否認している。アラーウ・ムバーラク氏は、即座に「ツイッター」上で以下のように投稿した。「神に称えと感謝あれ。なにはともあれ、証券取引所の問題でまた我々を拘留するとの命令が出たが、神が望むならば真実はいつの日か明らかになるだろう…我々を支持し、味方してくれている全ての人に感謝する。」

アラーウ・ムバーラク氏とガマール・ムバーラク氏は、汚職容疑による未決勾留期間を満了し、2011年1月25日革命の4周年記念式典と同時に釈放された。しかし同年(2015年)5月に再び投獄された。これは、裁判所が大統領府に関する金銭の絡んだ汚職事件において彼らを非難したことを受けての措置であり、禁錮3年を科した。しかし、その数か月後に再度釈放された。これは、彼らが留置場で過ごした未決勾留期間を刑期に算入したためだ。その後、彼らは有名ホテルやレストラン巡りに加えて、サッカーの試合、葬式会場、結婚式など、頻繁に様々な集まりに姿を現した。

昨日(9月15日)の裁判所の判決は強制力を持つものであり、出廷させるために元大統領の息子2人が逮捕されることは避けられない。裁判所は昨日(9月15日)、専門家による報告書の完成と、その報告書が提出されている来月10月20日の公判まで裁判を延期することを要請した。

(後略)

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:45381 )