■パレスチナの女性専門家たちが･･･「ガイドブック」に

【ガザ：ファトヒー・サッバーフ】

パレスチナの様々な分野における専門知識や学問分野、特に女性のそれは少なくない。しかし、多くの場合、これらの知識を持つ女性へと至るのは難しい、ないしは彼女らが自分自身を紹介することも困難である。このことから生まれたアイデアが、「パレスチナの女性専門家ガイドブック」だ。これは女性のエンパワーメント、彼女らの専門知識によって彼女たちを紹介するという新たな試みで、その試みの一端として、パレスチナ社会では見慣れない女性の専門や知識を明らかにしている。

中判サイズで256頁の「ガイドブック」は、歴史的パレスチナ内外の女性専門家と女性熟練者の情報と写真を提供しており、農業、実務、工芸、政治、医療、ジャーナリズム、金融、ビジネス、法律、開発、教育、スポーツ、エンジニアリング、情報技術の分野を含む。

「ガイドブック」は昨日ガザで発売され、熱狂的に迎えられた。女性省大臣のハイファ・アガーもこの発売を賞賛した。ビルゼイト大学の「メディア開発センター」が1ヶ月弱前の式典でこのガイドブックを発表した際にも、西岸自治区で同じく歓迎を受けている。センター長のニバール・サワーブテ氏は、「ハヤート紙」に対してこう語った。「このガイドブックは、パレスチナのメディアにおける男女間の量的・質的な参加のバランスを作ること、専門知識を持った女性がメディアにアクセスできるようにすること、彼女らが自分たちの見解や方向性によって生活のあらゆる場面に実質的に参画することを目指している」

(後略)

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（ 翻訳者:荻野明伊 ）
（ 記事ID:45433 )