イエメン:ハーディー大統領が国連総会でフーシー派を非難
2018年09月28日付 al-Hayat 紙
国連総会での演説を控えたハーディー大統領(写真提供:ロイター)
国連総会での演説を控えたハーディー大統領(写真提供:ロイター)

■ハーディー大統領「フーシー派はイランと『ヒズブッラー』の戦争代理人だ」

【リヤド、アデン、ニューヨーク:本紙】

イエメンのアブドゥラッボ・マンスール・ハーディー大統領は、フーシー派が、イランとレバノンの「ヒズブッラー」に資するべく「戦争代理人」として活動していると強調した。

また、同大統領は昨日(9月26日)の国連総会での演説において「フーシー派は国家への忠誠を売った」と語った。さらに、「我々は複雑な宗教集団と戦っている。この集団は、自らに独占的支配権があると信じており、それは神から授けられた権利だと見なしている。また、民主主義や人権からなるあらゆる近代的価値観に配慮しない…そのため、この集団とのあらゆる和平の試みが失敗している。我々は、イエメンで平和を実現するために様々な試みを行い、譲歩しているにもかかわらずだ。」と付け加えた。

さらにハーディー大統領は、国際社会が「イランに圧力をかける責任を負うよう」促した。これは、イランによるイエメンへの干渉と「イラン傘下のフーシー派民兵」への支援を停止させるためだ。また、同大統領はイランの行為に関して、「イランはまずフーシー派への武器とミサイルの供与を始めた。次に、領海・公海水域を標的にして国際航行を危険にさらした。そしてついには、麻薬とその売買を(周辺)諸国に溢れさせる政策を行い、フーシー派およびアルカーイダとダーイシュすべてのテロ支援を行っている」と述べた。

また、同大統領はサウジアラビアに感謝し、「サウジアラビアはイエメンの人道的な苦難を軽減する主導的な役割を担っている。そしてこのことは、サウジアラビアが提供する継続的な支援によってなされている」と強調した。また、有志連合諸国の人権団体に感謝した。

(後略)

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:45445 )