イエメン:イエメン政府は国連専門家チームの任務延長に反対(1)
2018年09月30日付 al-Hayat 紙
フーシ派による爆撃を受けたフダイダ南部の住宅(『アマレク旅団』サイトより)
■イエメンは国連の専門家とは「協力しない」(1)
【リヤド、アデン:本紙】
国連人権理事会が国連専門家チームの任務延長を採択したことを受け、イエメンの正統政府は国連の専門家チームとは「協力しない」と表明した。さらにサウジアラビア、アラブ首長国連邦、バハレーン、エジプトはこの理事会の決定を「偏ったもの」だとして非難した。
また、イエメン西岸の戦線でフーシ派民兵との戦闘が勃発する中で、サナアの「中央治安部隊」のマブフート・サーリフ・サラーマ司令官補佐が、(西部)フダイダにおけるアラブ有志連合軍の航空機による爆撃で殺害された。一方で、イエメン軍の司令官はアデンでの暗殺計画から逃れた。
オマーンのユーセフ・ビン・アラウィー・ビン・アブドゥッラー外務担当大臣は昨日(29日)、オマーンがイエメン国民のために今後も引き続き「便宜」を図ることを強調し、「オマーン国の陸路と海路は、イエメン人が通過できるよう、善隣という理念のもと開かれ続ける」と示唆した。
また外務担当大臣はニューヨークで行われている国連総会の合間に、「病人を搬送する『医療航路』の創出に向けた国連とアラブ有志連合の努力を我々は歓迎する」と述べた。そして、オマーン政府はイエメン危機の平和的解決のために国連のマーティン・グリフィスイエメン特使を支持すると付け加えた。
(2)へ続く
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( 翻訳者:友添日向子 )
( 記事ID:45459 )