イギリス:隠し絵「妻と義母」のミステリーを解明
2018年09月26日付 al-Hayat 紙
絵画「妻と義母」
絵画「妻と義母」

◼︎絵画「妻と義母」の錯覚の謎を解く

【ロンドン:本紙】

サイト『Lenta.ru』によると、オーストラリアのフリンダース大学の研究者グループが、最も有名な隠し絵のひとつとして数えられる「妻と義母」の人物の捉え方が異なる秘密を解き明かした。

ニュースサイト『ビジネスインサイダー』が報じたところによれば、研究者たちは22カ国から18歳以上の666人に意見を調査したが、その後男性242人、女性141人のアメリカ人393人に焦点を当てた。年代は18歳から68歳(平均33歳)であった。研究者たちは全員に「妻と義母」の絵を0.5秒間見せ、絵画の中に描かれた女性の年齢を決めるよう求めた。そして明らかになったのは、調査への参加者の回答が参加者の年齢と関連があることだった。というのも30歳未満の参加者がその姿を若い娘とみなした一方で、それ以上の年齢の参加者はその姿を年老いた女性とみなしたのである。

隠し絵「妻と義母」は1888年にドイツのハガキに初めて現れたと言われている。そして1915年にはイギリスの漫画家ウィリアム・イール・ヒルがその絵の複製を雑誌『Puck』の中で発表した。さらに1930年、心理学者エドウィン・ボーリングが『新しい多義図形』と題した論文の中でこの絵画を用い、その後教科書へのこの絵の印刷が始まった。

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( 翻訳者:源島菜月 )
( 記事ID:45471 )