■与党が議長の免職にむけ活動。野党は議長を擁護するため団結。
【アルジェ:アーティフ・カダーディラ】
アルジェリアの「民族解放戦線(FLN)」の政治局は、同党所属の国会議員たちによる国民評議会(議会)のサイード・ブーハジャ議長への弾劾要求を、絶対的に支持すると表明した。今次の表明は同議長の辞任にさらに圧力を加えるための措置である。
ブーハジャ議長と面会した匿名希望の議会筋は、本紙に対して以下のように述べた。「私はブーハジャ議長に、尊厳を保つために辞任する必要があると伝えた。同議長は、聞きながら考えていた。」
アルジェリア国会の議長職をめぐる危機は、与党の第一回会合以来、6日目を迎えている。与党は同会合の中で、ブーハジャ議長の辞任を進めていくことを決定した。「民族解放戦線(FLN)」は政治局の会合で、同議長に対し辞任への圧力をさらに加えた。同局は、同党の組織の中で最高の正規委員会である。
同党の政治局は、一昨日(10月2日)の夕方に会合を開いたと明らかにした。同会合には国人評議会レベルの調整委員会が参加したという。同会合は国会議長の辞任に関して国会議員が表明するあらゆる立場や決意を、絶対的に支持するという結果で終わった。
また、上記の政党筋は以下のように述べた。「私はブーハジャ議長に対し、『あなたはアルジェリアが独立して以来の、体制の息子だ。FLNから出された政治的な合図が意味するところを十分に了解している』と伝えた。」さらに、「私は彼に、尊厳を保つため、辞任するよう助言した。なぜなら、彼を追放する決定が高いレベルで行われたことは明らかだからだ」と付け加えた。
(後略)
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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:45474 )