イエメン:イエメン政府は国連専門家チームの任務延長に反対(2)
2018年09月30日付 al-Hayat 紙
フーシ派による爆撃を受けた南部フダイダの住宅(『アマレク旅団』のサイトより)
■イエメンは国連の専門家とは「協力しない」(2)
【リヤド、アデン:本紙】
一方イエメン政府は、土曜日(29日)未明に『サバ』通信が放送した声明の中で、「イエメン政府は国連加盟国としての権利、つまり国内事項を侵犯、干渉されない権利に基づいて、国連の専門家チームには協力しない」と強調した。さらに、国連人権理事会の決定を理事会の活動の「明確な政治化」と見なし、この決定は「加盟国の決定を尊重することを出発点としている理事会の活動原理に抵触している」と述べた。また、「逸脱した行為であるにもかかわらずチームの任務を延期することは、目標の達成、説明責任を果たすこと、そして公正の実現における国家の仕組みに悪影響を及ぼす」と付け加えた。
また、イエメンのムハンマド・アスカル人権大臣は「専門家チームの任務延長に賛成票を投じることは、国連人権理事会内部がすでに過去のものだと思われていた形で明らかに分裂していることを証明するものだ」と述べた。
イエメン政府は先週木曜日(27日)の時点で、専門家チームの任務延長に対して拒否を表明していた。同時に、報告書が出した結論は「(専門家らの)職業上の、あるいは公平性や、中立性の基準」を逸脱しており、フーシー派民兵の侵害行為を無視したものだと強調した。なお、8月28日に公表された同報告書はフーシー派による侵害行為を無視したものだとして知られている。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:友添日向子 )
( 記事ID:45497 )