■カイロでリビア関連の会議が開催、混乱と分裂の終結および国家機関の統合を呼びかける
【本紙:アスマー・フサイニー】
「リビア民主統一(Libyan Democratic Unity)」が昨日(6日)カイロで開催した会議で、リビアの分裂と混乱の終結および国家機関の統合が呼びかけられた。この会議には、リビアの部族長や名士、市民社会団体の代表者らが多数出席した。
会議の最終声明では、リビアで起きている暴力や破壊の停止、および国家機関の再建が呼びかけられるとともに、リビア国民が団結し、私益にとらわれることなく譲歩し合うことの重要性が強調された。また、同声明ではリビアは極めて重要な段階に入りつつあり、そこに競売の余地があってはならない(注:金銭欲に従った決定があってはならない、という意味)ことが指摘された。
会議では、首都トリポリの治安悪化や、首都住民を襲った人的・物的被害が非難され、リビア国内の責任を負うべきあらゆる機関・組織に、同国のこの悲惨な状況に対する責任を認めた。また、同会議では、勢力や実益をめぐって争う二つの政府の存在に代表される地域分裂に終止符を打つ時が来たと述べられた。
同様に、本会議では国内外の避難民問題の解決、違法な刑務所の全面廃止、汚職との戦いが呼びかけられた。また、同会議では正当性を有する市民国家の建設に向けてリビアが有する能力を結集させ、平和的な政権交代を行い、外国勢力がリビアに留まり内政干渉を行うことを拒否するとともに、包括的で非排他的な対話を開始し、国民投票の権利を行使すべく国民を結集させ、リビア国民の利益のために経済、政治および(行政)サービスの改革を策定することが呼びかけられた。
(後略)
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( 翻訳者:小泉真歩 )
( 記事ID:45508 )