エジプト:祝カイロ・オペラハウス30周年
2018年10月07日付 al-Hayat 紙

■エジプトのオペラハウスは芸術と創造の30年を祝う

【カイロ:本紙】

エジプトのカイロ・オペラハウスは10日と11日に開館30周年を祝い、「芸術と創造の30年」と題した大規模な芸術式典が催される。式典にはイーナース・アブドゥルダーイム文化相ほか、300人を越える演奏家や歌手、ダンサーなどのアーティストたちが出席する。また、この式典はオペラ芸術家の父とたたえられた巨匠、故アルド・マグナト(Maestro Aldo Magnato)に捧げられる。

式典のプログロムはオペラハウスの野外広場から始まる。広場はエジプト内外の芸術と音楽の象徴とも言いえる偉大な芸術家の彫像で飾られ、それぞれの彫像の横ではその芸術家の作品を紹介するステージが設置される。ちなみにその芸術家たちの中には、東洋の星、ウンム・クルスームやアブドゥルハリーム・ハーフィズ、時代を超えた音楽の巨匠ムハンマド・アブドゥルワッハーブ、世界的音楽家チャイコフスキーが含まれている。また、大劇場のレセプションホールでは若手芸術家育成センターがタップダンスやその他様々な舞踊のダンス教室を開き、続いて青少年合唱団が合唱を披露する。

その後、プログラムは大劇場内に移り、文化相がエジプトの芸術生活に影響を与え、また開館以来カイロ・オペラハウスに影響を与えてきた芸術家たち5人に賛辞を贈る。ちなみにその5人とは、オペラ歌手のハサン・カーミヤー、カイロ交響楽団オーケストラ指揮者のアフマド・サイード、ジャズ音楽のパイオニアであるヤフヤー・カリーム、指揮者サラーハ・ギバーシー、カイロ国立オペラ・バレエ団の芸術監督を務めるイルミニヤー・カーミルである。なお、今年はオペラ公演シーズンを通して表敬イベントが続き、このオペラハウスの基礎を築くことに寄与したすべての人々の功績を称え、この30年間の彼らの貢献に謝意を表する。

(後略)

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( 翻訳者:若命祥子 )
( 記事ID:45545 )