パレスチナ・イスラエル:エジプト政府はアッバース大統領によるガザ地区への制裁を阻止すべく行動に
2018年10月14日付 al-Hayat 紙
■エジプト政府、ハマースがガザ地区の爆発を示唆したことを受け、アッバース大統領の制裁を阻止すべく行動に
【ガザ:ファトゥヒー・サッバーフ】
『ハヤート』が得た情報によると、ハマースはエジプトに対し、ガザの状況について「マフムード・アッバース大統領がガザ地区に新たな制裁を科した場合、イスラエルまたはエジプトに向かって爆発するだろう」と通知し、もし制裁を科せば、数万のパレスチナ人が国境に殺到して数千人が死ぬと警告した。『ハヤート』紙はまた、エジプトの治安関係の高官からなる使節団が、イスラエルとラーマッラーに近々訪問するとの情報を得た。この訪問は、パレスチナ和解合意を実行するための仕組みを確立するため、またガザ地区、またはパレスチナ全土のレベルにおけるイスラエルとの対立の沈静化やガザ地区での人道プロジェクトを実施するための努力の一環として行われる。
複数のパレスチナ高官筋は『ハヤート』紙に次のように述べた。エジプトの諜報局長のアッバース・カーミル少将は、ラーマッラーとテルアビブに近々訪問する。その中で、アッバース大統領の要求と、和解や事態沈静化、ガザ地区への人道プロジェクトの実施に関連するハマースの姿勢との橋渡しをする方法を検討する。同様にテルアビブで、事態沈静化と人道プロジェクト、ハマースと行われるであろう捕虜の交換取引について検討する。
同情報筋は以下のように公表した。ハマースはカーミル少将を始めとするエジプト高官に対し、ガザ地区の状況は、メディアで繰り返されているように、「アッバース大統領がガザ地区に対して新たな制裁を科した場合、イスラエルまたはエジプトに向かって爆発するだろう」と通知した。
(後略)
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( 翻訳者:スローカム ニコール・手塚礼奈・秋吉香奈 )
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