パレスチナ:エジプト総合諜報局長のパレスチナ訪問取りやめ、「ハマース」はロケット弾発射を非難
2018年10月18日付 al-Hayat 紙

■「ハマース」はイスラエルへのロケット弾発射を非難

【ガザ:ファトヒー・サッバーフ】

エジプト総合諜報局長アッバース・カーミル少将は本日(18日)、パレスチナの国民和解と事態の鎮静化に関する会談を行うためのラマッラーとガザへの訪問を取り止めた。これと同時に、「ハマース」を含む複数のパレスチナ人グループが、ガザ地区からイスラエル方面へのロケット弾発射を停戦確立に向けた努力を台無しにする試みだと見なし、これを非難するという「異例の措置」を取ったにも関わらず、イスラエルがガザへ20回の空爆を実施した。

一方、国連のニコライ・ムラデノフ中東和平プロセス特別調整官は「今後2日間でガザの事態鎮静化に関する合意に至る問題に決着がつく」と述べた。また、EUは昨日パレスチナ人たちに対してイスラエルへのロケット弾による攻撃をやめるよう訴えた。そして、声明の中で現在の最優先事項は一層の緊張を招かないことであると強調しつつ、「民間人を標的とした攻撃は容認できない」と主張した。

カーミル総合諜報局長の訪問取りやめは、ガザ地区を昨日(17日)既にガザ地区を後にしたエジプト治安機関の代表団が、状況の悪化および戦争の勃発を阻止することに成功した数時間後に決定された。「ハマース」政治局のメンバーであるムーサー・アブー・マルズーク氏は訪問取りやめへに対して遺憾の意を表明した。

パレスチナ高官筋は本紙に以下のように明らかにした。「帰還の行進と封鎖破りのための最高民族機構指導部は先週月曜日(15日)、今後数日間はガザ地区東側の境界近くにおける衝突を抑えるために行動することで一致した。」

(後略)

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( 翻訳者:源島菜月 )
( 記事ID:45575 )