エジプト:エジプト・サウジアラビアの対テロ合同軍事演習が終了
2018年10月20日付 Al-Ahram 紙
エジプト・サウジの最終合同演習に参加する軍指導部
■エジプト・サウジアラビアの合同演習「タブーク4」の終了…住宅街にある武装テロ集団の潜伏先を掃討するための合同作戦
【本紙:ムハンマド・ハサン】
エジプトとサウジアラビアの合同演習「タブーク4」が終了した。この演習は、エジプト軍とサウジアラビア軍のメンバーが南部の軍事地域で実施したもので、オマーン、バハレーン、アラブ首長国連邦がオブザーバーとして参加していた。
演習の最終段階では、諸部隊が住居地域にある武装テロリストの潜伏先を掃討、テロ分子を一掃し、日常生活を取り戻すための合同の作戦演習や、実弾を使った合同射撃演習を行った。
また、この最終段階は様々な任務に就く複数の隊員らが航空偵察やテロリストに関する標的の撮影を行うことから始まり、偵察部隊と技術部隊による爆弾物の処理、突入経路の安全確保も行われた。また諸部隊は、重要な建物を封鎖してテロリストを隔離し、テロリストの拠点を一掃するための突入作戦を実行した。
さらに、山岳地帯に逃亡したテロリストを追跡し、直接、間接的な援助射撃により掃討するための機動部隊や装甲部隊の投入や、様々な実行部隊による実弾を使った射撃も行われた。この演習の最終段階を通して、参加した隊員たちの高度な実戦技術や戦闘技術、標的に命中させ破壊する際の正確さがどれほどのレベルに達したかを示した。
また特筆すべきは、合同演習に参加した部隊が、多くの活動や戦闘スタイルでの射撃の実施、デモンストレーション、戦術的技能を示すこと、そして部隊の能力を測り経験・知見の統合・交換を行う目的で多くの緊急事態を盛り込んだ共同行動を含む演習の全ての準備段階を完了したことだ。
(後略)
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( 翻訳者:友添日向子 )
( 記事ID:45583 )