エジプト:人権擁護者らが攻撃の対象 (1)
2018年10月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■人権団体:エジプト治安機関が人権擁護者らを攻撃

【カイロ:本紙】

「権利と自由のためのエジプト委員会」は昨日木曜日(10月18日)、人権派弁護士のサイード・バンナー氏とアフマド・アブー・イルム氏、さらに歯科医のワリード・シャウキー氏が逮捕されたこと、また彼らの訴訟が捏造されるために強制失踪にさらされていることを批難した。

非公式のエジプト法的機関である「権利と自由のためのエジプト委員会」は声明の中で、「エジプト治安機関は活動家や擁護者を新たに攻撃している」と述べた。

バンナー氏とアブー・イルム氏は今月14日(日曜日)の夕方に自宅で逮捕された。一方、シャウキー氏は同日、カイロのサイーダ・ザイナブ地区にある自身の診療所で逮捕された。

3名は強制失踪しており、今月17日水曜日の朝まで、各名の親族は彼らの拘留場所を知ることができなかった。それから第5区にある最高国家治安検察庁にバンナー氏とアブー・イルム氏が現れた。シャウキー氏に関しては未だ現れず、強制失踪中である。

「権利と自由のためのエジプト委員会」によると、アブー・イルム氏とバンナー氏は昨日、2018年に国家治安最高裁判所に上げられた係争中の訴訟(番号621)に関して最高国家治安検察庁に現れた。この訴訟はアマル・ファトヒー、シャリーフ・ルービー、シャーディー・アブーザイドなどと同じ訴訟である。

また「権利と自由のためのエジプト委員会」が明らかにしたところによると、検察はアブー・イルム氏を15日間拘留し、偽ニュースの拡散、テロ組織への参加、テロ行為促進を目的としたインターネット上でサイトで起訴することを決定した。

(2)に続く

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( 翻訳者:加納真理佳 )
( 記事ID:45586 )