エジプト:良心を揺さぶる犯罪…泣きやまないことを理由に子供に麻薬を与えた父
2018年10月17日付 Al-Nahar 紙

■良心を揺さぶる犯罪…泣きやまないことを理由に幼子に麻薬を与えた父

【ムハンマド・アブー・ザフラ : 本紙】

残酷な犯罪がエジプトを揺るがした。父親は、人としての感情や慈愛すべてを失い、一歳半に満たない彼の子供に大麻を与えたのだ。

事件はカイロ県のザイトゥーン警察署が、病院や薬物センターのひとつから大麻を摂取したことで生死をさまよっている一歳半の幼児が搬送されたとの通報を受けたことに遡る。

この出来事は大きな騒動を引き起こし、内務省が事情の調査を始めることになった。これは、事件の詳細の調査が行われたことを受けての対応で、「父親が人としての感情や慈愛の観念を失い、泣き続ける子供を静かにさせようと食事を与えるでもなく泣いている原因を突き止めるために医者に診てもらうのでもなく、大麻を与えた」との捜査を裏付けるためだ。

警察は父親の逮捕と息子の殺人未遂容疑で起訴することを決定した。

父が人としての感情をなくした事件が、エジプトで続けざまに明らかになっている。ガルビーヤ県で数週間前に、父が二人目の妻のほう助を受けて娘を殺害したことが明らかになった。それは娘の母親の死の直後から彼女が家から何度も逃げようとしたことで、父が暴力を振ろうとした時だった。殴られたことで彼女は床に倒れ、死に至った。父は罪を隠蔽しようとし、二番目の妻のほう助のもと、村はずれの人気のない場所に彼女を埋めたが、遺体の悪臭によって犯行が明らかになった。

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( 翻訳者:松浦葵 )
( 記事ID:45611 )