エジプト:教育への取り組み 教室の過密緩和策やタブレット端末の導入(2)
2018年10月21日付 Al-Ahram 紙

■マドブーリー首相:教室の過密状態を緩和するための計画、全県にモデル病院を設置、政府は衛生状態を改善するためゴミ問題に取り組むことを決意

【イサーム・ディーン・ラーディー:本紙】

さらに、同報道官は以下のように述べた。「シャウキー教育・技術訓練相はマドブーリー首相に、タブレット端末を用いて提供されるであろう教育内容や、特に学生に向けて用意されているカリキュラムについて報告した。また、同相は高校1年生の教員たちに向け、タブレット端末を用いた新しい教育システムについての研修を実施した。同時に、生徒の教育を支援するために約1万1000の教室に1万1000台のスクリーンを設置した。」

そして首相は次のように述べた。「現在約10万台のタブレット端末が倉庫にあり、数週間のうちに15万台の送付を要請しており、さらにそれに続いてもう15万台も要請されている。これは、高校1年の学生との約束通り、11月から46万5000人の学生にタブレット端末を配布するためである。また、サーナウィーヤ・アーマ(注:エジプトで一斉に行われる高校終了認定試験制度のこと。この試験の成績によって進学できる大学・学部が決まる。)においても(タブレット端末が)導入される。なぜならサーナウィーヤ・アーマはミスが存在してはならない制度からだ。また、端末を受け取るのは学生の親である。端末には本体やメンテナンスの基準に関する保証や紛失補償が付いており、親は費用の一部を負担する。タブレット端末から開けるプログラムは全てコントロールされており、学生は(このタブレット端末からは)教育内容についてのみアクセスできる。」

(後略)

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( 翻訳者:明石萌 )
( 記事ID:45639 )