アメリカ:パレスチナ系女性初の下院議員に歓喜
2018年11月07日付 al-Hayat 紙


■ラシーダ・ターリブ氏…議会初のパレスチナ系の女性

【ベイト・ウール(西岸):ムハンマド・ユーヌス】

様々な場所に散らばって暮らしている多くのパレスチナ人の家族たちと同様に、パレスチナ系としてもイスラム教徒の女性としても初めてアメリカの下院議員に当選したラシーダ・ターリブ氏の親戚たちも、アメリカ、ヨルダン、パレスチナの3カ国から、SNSを通して祝福しあった。

「神が望むならば、次は大統領に。」ラシーダ氏の母は、ヨルダンで難民となっている彼女の姉妹や、パレスチナ西岸の中心であるラーマッラーに近いベイト・ウール・ファウカ村にいる彼女の兄弟とこう語った。

またラシーダ氏の母は、生まれ育ったミシガン州で人権と女性や貧しい人々の権利を擁護する熱心な弁護士である自分の娘とドナルド・トランプ大統領との戦いを覚えていた。それは、2016年にミシガン州でのトランプ候補(当時)の選挙運動中に起きたもので、その時彼女は警備員によって会場の外に出されるまで、彼に反対し、激しく非難したのだ。

「私の娘は前回の選挙で彼に立ち向かった。神が望むならば、次の選挙では(大統領)候補として彼と対峙し、神のお許しがあるならば、娘は勝利するだろう」と、ラシーダ氏の母はiPadの画面上から述べ、喜びの涙を抑えることができなかった。

ラシーダ氏はミシガン州の予備選で5人の候補者に勝利し、民主党の代議士となった。その結果彼女は、ジョン・コニャーズ氏という議員から出馬した選挙区の議席を獲得した。アメリカの報道機関が報じたところによると、同氏は一連のセクハラスキャンダルを受けて辞任するまで、1965年からずっと議席を維持し続けていたとのことだ。

(後略)

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( 翻訳者:荻野明伊 )
( 記事ID:45704 )