■エジプト参謀総長は訓練と発展の重要性を強調する
【カイロ:本紙】
ムハンマド・ザキーエジプト参謀総長(中将)は戦闘員の強化と訓練方法の発展の重要性を強調した。
ザキー参謀総長は11月8日、戦術プロジェクト「ファジュル-1」の主要工程を視察した。このプロジェクトは、軍の諸組織と諸部隊が実施する戦闘訓練の年間計画の一環として、中央軍事地域の諸部隊が行っている。他方、エジプトはアラブ諸国との合同軍事演習「アラブの盾-1」を北西部のムハンマド・ナジーブ軍事基地で主催している。
ターミル・リファーイー・エジプト軍報道官(参謀大佐)は、11月8日付の声明で以下のことを述べた。「主要な工程は、プロジェクトの戦術的な考え方の提示、協力を体系化する諸措置、戦闘の準備、行動、様々な前線への展開の練度の向上、敵の防衛体制を破壊する装甲車連隊の展開、諸任務の達成と攻撃の発展を含んだ。また、そのプロジェクトでは訓練の現実性を確保するために最新システムとデコイが用いられており、また合同による戦闘と協力の諸要因が評価されている」。
またリファーイー報道官は、ザキー参謀総長が、プロジェクトの主要工程を指揮する中で、有事における多数の戦術的状況を説明したと付言した。さらに、参謀総長はプロジェクトの参加者の優れた遂行能力を称賛した。さらに、参加者が高い実戦技能や戦闘技能に行き着いたことを称賛し、これによって全ての立案された任務、緊急の任務の遂行を可能にしたと述べた。ムハンマド・ファリーク参謀総長は、戦闘員個人の戦術と思考力のレベルの引き上げ、精神面、身体面での練度の向上、従来の方法や手段以外で訓練を発展させるイノベーションの重要性を強調した。また、全ての組織と部隊が最高度の戦闘の遂行能力と準備に至る必要があると指摘した。
一方で、軍は、シナイ半島中部に位置する「ジャウファ・モデル」村の第1段階を開始した。軍報道官は、この村はシナイ半島中部における総合的な文明が凝集した核に相当するとみなされていると述べた。
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( 翻訳者:古賀きらら )
( 記事ID:45718 )