■フダイダで複数のフーシー派指導者が死亡、一方同組織は橋や道路を破壊
【リヤド、アデン:本紙】
(イエメン西部)フダイダにおけるフーシー派民兵との戦闘が激化する中で、「国民抵抗(運動)」の部隊による市内の司令部への爆撃により複数のフーシー派指導者が死亡した。
また同時に、フランスのジャン・イヴ・ル・ドリアン外相はイエメンにおける「戦闘の停止」を呼び掛けた。さらに同外相は昨日(12日)の放送局『フランス2』に向けた声明の中で、近日中にスウェーデンでイエメン情勢に関する首脳級会合を開催することを明らかにしたものの、その具体的日程については言及しなかった。
一方、イエメンのハーリド・ヤマーニー外相は「国軍はフダイダ港の操業継続を担保することに大変尽力している」と述べた。さらに昨日のクリスチャン・テストゥ駐イエメンフランス大使との会談において、同外相は「国軍はフダイダ市民とインフラの保護、および商品や救助物資の運搬に尽力している」と述べた。また同外相は、国連のマーティン・グリフィスイエメン担当特使による取り組みに対して政府の支持を決定したことと、年内に「(和平)協議」を開催するという特使の呼びかけに政府が前向きに対応することを強調した。
これと同時にアントニオ・グテレス国連事務総長は昨日、「フダイダ港の破壊の可能性」について警告し、繰り返し停戦を呼び掛けた。また『フランス・ラジオ』放送局の昨日のインタビューにおいて、「もしフダイダ港が破壊されるならば、それは大災害の様相を呈するだろう」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:鈴木陽也 )
( 記事ID:45734 )