エジプト:30万匹の猫のミイラがファラオたちの来世に捧げられる(2)
2018年11月11日付 al-Hayat 紙
エジプト:30万匹の猫のミイラがファラオたちの来世に捧げられる(2)
【カイロ:本紙】
エジプトの考古大臣は、この発見をお蔵入りさせてしまうことはないと保証し、「博物館で展示されるだろう」と強調した。またこの発見は、2018年末までにエジプト考古大臣が発表を約束した3つの発見の第一弾であると指摘した。なお、今月15日から1か月間、サッカーラのイムポテフ博物館でこれらの墓から出土した収蔵物が展示されることが決まっている。
さらに同大臣は「サッカーラは観光客が訪れるエジプトの他の重要な遺跡地区と同様に、エジプト第一王朝から古代エジプト史末期までの数多くの墓や、ギリシアやローマ時代の墓と遺跡がある。その中には新王国時代の墓も含まれており、そのためこの地区の遺跡を訪ね、調査するには何日もかかる」と明らかにした。
サッカーラ地区の面積は縦7キロ、横1.5キロに及ぶ。また、同地区は1979年から「国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)」の世界遺産リストに登録されている。
フランスの調査団は数年前に同地区で遺跡発掘作業を始め、実際にエジプト新王国と古王国時代に起源をもついくつかの墓を発見した。そして2008年に発掘を終了し、2013年まで発見したものの立証と研究に集中した。昨日(11日)明らかにされた発見は今年年の4月からのエジプトの働きの結果だとみなされている。
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( 翻訳者:松浦葵 )
( 記事ID:45745 )