共和人民党(CHP)は地方選へ向けた準備を加速させた。CHPのケマル・クルチダルオール党首が善良党との会談の後、至福党のテメル・カラモッラオール党首とも会談する予定だと判明している。クルチダルオール党首は連携を組織したうえで、4月16日の国民投票と似た結果を得るために努力を進めているという。一方、CHPと善良党の間では実務レベルでの会談が明日開催される予定だ。
驚きをもたらしたCHPとİYİ党の会談の後、目まぐるしい方向性の変化が起こっている。CHP党本部から得られた情報によると、クルチダルオール党首は、今日、至福党所属の国会議員であるジハンギル・イスラム議員と私的な会談を行ったとのことだ。クルチダルオール党首は会談で「4月16日の国民投票と似た結果を得るために連携を組織し、そのために会談を行うことは重要だ。この一環でテメル氏(カラモッラオール党首)を訪ねたい」と述べており、来週にはカラモッラオール党首を訪ねて地方選での協力を提案するものと見られる。
■インジェ氏、面会を求める
クルチダルオール党首は、CHP所属の大統領候補となったムハッレム・インジェ氏とも会談を行う予定だ。インジェ氏は、自身の立候補の件ではなく、問題が発生しているいくつかの自治体に関して意見交換を行うためにクルチダルオール党首との面談を求めているという。党本部もこの要求に対して好意的に返答した。
■霧の中
クルチダルオール党首は一行を同伴してアクシェネル氏を訪ね会談を行い、その霧の中の中身も僅かに見え始めた。CHP党本部から得られた情報によると、地方選に向けて4月16日の国民投票前に結成された連携に似た物を構成するための枠組みが議題となったという。
■CHPの見方は?
この枠組みはCHP党本部で明確化された。CHP党本部では、マニサ、メルスィン、デニズリ市と善良党が強力な地盤を持ついくつかの県・郡で善良党の候補者を支援すること、イスタンブル、イズミル、アンカラ、アンタルヤなどの県と、既に市長を擁している県ではCHPが自前候補を擁立することを明らかにした。善良党はアンカラの選挙区を求めているが、CHPの見方は冷ややかだ。CHPでは「最大野党が大規模な選挙区で候補者を擁立しないのは正しくない」という見方が支配的だ。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:45750 )