サウジアラビア・UAE: イエメンへ経済支援(1)
2018年11月21日付 al-Hayat 紙

■サウジアラビアとUAEは5億ドルのイエメン国民支援を開始(1)

【リヤド、アデン:本紙】

サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)はイエメンにおける「支援」と名付けたイニシアティブに乗り出すことを発表した。これはイエメンの(危機的な)人道状況に立ち向かうことを目的とし、イエメン国民への人道支援物資に割り当てられる5億ドルの追加提供を含むものである。

また、サウジの王宮府顧問でサルマーン国王救援人道支援センター(KSRelief)最高責任者のアブドゥッラー・ラビーア氏は、UAEのリーム・ハーシミー国際協力担当国務大臣と昨日(20日)リヤドで臨んだ記者会見の中で以下のように述べた。「(イエメンの)正統政府を支持するアラブ有志連合に参加する国々は、イエメン国民の支援のため約3年間にわたり約180億ドルを提供した。同時に、信頼に値するパートナーとの協力を通して、イエメンの全土において(支援を受ける)資格がある者たちに支援が行き渡るよう力を尽くすだろう。」さらに、同氏は「サウジアラビアとUAEが着手したこの新しい取り組みは1000-1200万イエメンリアル分の食料を確保することを目的としている」と述べた。

その一方で、ハーシミー大臣は「体制転覆を狙うフーシー派民兵たちが引き起こした人道的な苦しみを取り除くよう力を尽くすだろう」と表明した。

これを受けてイエメンのアブドゥッラキーブ・ファトヒ地方行政大臣兼イエメン救援最高評議会議長はサウジアラビアとUAEが「支援」イニシアティブに乗り出したことを称賛した。そして国際組織に対し、この(イニシアティブの)支援金を有効活用し、イエメンの様々な県で必要とされる人道支援プログラムを集中的に行い、人道状況の改善に尽力することを 呼びかけた。

一方、イエメン人道支援総合センター(YCHO)事務局長兼イエメンの発展と復興のためのサウジアラビアプログラム(DRDY)責任者のムハンマド・アール・ジャービル氏はリヤド中心部で20日、国際赤十字委員会湾GCC諸国地域代表団のヤフヤー・アリービー団長と面会した。

(2)に続く

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( 翻訳者:横溝佳那子 )
( 記事ID:45787 )