イラン:アフワーズ市民はイランのテロ行為を世界に訴える
2018年11月25日付 al-Hayat 紙
■アフワーズ市民は、ヨーロッパに、イランがテロを行っていることを警戒するよう訴える
【コペンハーゲン:本紙】
デンマーク内務省が首都コペンハーゲンで厳戒な安全措置を講じる中、昨日土曜日(11月24日)(アフワーズ解放)アラブ闘争運動の会議が開始された。同会議には、アフワーズやアラブ諸国、西欧諸国から180人以上の参加者が出席した。
「イランのテロに対抗するため、アフワーズとともに」というスローガンを掲げる同会議は、中東地域や世界におけるイランのテロ活動を明らかにすることに努めている。それに加え、世界の全ての人々にアフワーズ問題について知らせ、1923年以降支配されているアフワーズ市民の苦難に光を当てようと努めている。
同運動の指導者ハビーブ・ジャバル氏は、同会議の中で、ヨーロッパ諸国に、イランがアフワーズ、オマーン、クルド、トルコ市民のような被支配下の市民に対しテロを行っていることを警戒するよう要求した。
さらに同指導者は、「国際社会はイランのテロの体制に対抗する必要がある。同体制は、『イラン国内でテロを行い、中東地域やヨーロッパ、世界のあらゆる場所にテロを輸出した』」と強調した。
また、アフワーズの法律専門家であるターハ・ヤースィーン氏が以下のように述べた。「全世界は現在、死、破壊、麻薬を拡散したイランの危険に直面している。また、我々はアフワーズ市民として、一丸となって支配者イランに対抗している。我々は多くの市民を失ったが、独立するためにはさらなる犠牲も厭わない。」
同会議は2日間にわたって開催されるという。これは、アフワーズ解放アラブ闘争運動の設立19周年記念日と重なる。同会議の参加者をイラン政府が行うテロの脅威から守るため、デンマークの治安部隊や警察から200名以上が参加した。
なお、かつて最も著名なアフワーズの反体制派とみなされる、同運動の指導者ハビーブ・ジャバル氏は、イラン政府によるある有名な暗殺未遂から逃れた。同国政府は、多数の反体制派、特にアフワーズ人たちを粛正しようとした。
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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:45807 )