スーダン政府はイスラエル外交特節との会合を否定
2018年11月29日付 al-Hayat 紙


■スーダン政府はイスラエルと秘密裏に接触していたとの情報を否定

【ハルツーム:ヌール・アフマド・ヌール】

スーダン政府はスーダンとイスラエル両政府の間で秘密裏に接触があったとの報告を一蹴し、イスラエル政府との関係が正常化に向かっている事実はないと強調した。

「イスラエル・チャンネル10」で外交問題を担当する上席特派員のバラク・ラフィード氏は、イスラエルの使節とスーダンの高官が一年前、トルコで秘密裏に会合を行なっていたことを明らかにした。

ラフィード氏はSNS(Twitter)上で以下のように書き込んだ。「イスタンブールでスーダンのウマル・バシール大統領に近いトルコの実業家の仲介により、イスラエル外交特節のブルース・カシュダーン氏とムハンマド・アター前国家諜報治安局長補率いるスーダン使節団との間で会合が開かれた。そこでは、関係正常化や経済、農業、医療分野における援助について議論が行われた」。

イスラエル外務省の報道官は、こうした情報についてのコメントを控えた。

イスラエルの外交官ブルース・カシュダーン氏は、90年代からイスラエル政府と国交のない湾岸諸国で、イスラエル外務省の特使を務めている。

スーダン政府の報道官であるビシャーラ・アルール情報大臣は、スーダン・イスラエル関係が正常化するかもしれないとする一連の報道が事実でないと改めて強調した。また、同氏は「スーダンとイスラエルの思想的、宗教的敵対は最期の時まで続く」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:小林雅光・小泉真歩・久保桃歌 )
( 記事ID:45822 )