米国:サウジアラビアのロビイストがトランプ大統領に利益供与
2018年12月06日付 al-Quds al-Arabi 紙

■サウジアラビアのロビイストはワシントンでトランプ氏が選挙戦勝利後、同氏所有のホテルに500泊分の宿泊料金の支払い

【ワシントン:本紙】

サウジアラビア系ロビー団体は、アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏のホテルに、2016年大統領選挙の直後の昨年、多くの「ビジネス」をもたらした。というのも、ロビイストは、わずか3ヶ月間で500泊の宿泊料金をトランプ・インターナショナル・ホテルに支払ったのだ。

アメリカのとある情報筋は以下のことを明らかにした。「これらのロビー団体は、ノース・バージニア州の複数のホテルを予約するのが常だったが、サウジアラビアのロビイストは、トランプ大統領が所有するホテルに27万ドルを支払った。なお、同ホテルでは9.11の被害に遭った人々が外国政府を提訴することを認めるという最近成立した法律に反対して、議会に圧力をかけるべく集まった退役軍人らの会議が行われた。

『ワシントン・ポスト』紙によると、「サウジアラビア系ロビー団体は、会議の開催場所をトランプ大統領の所有するホテルへと移した理由について、料金が安かったためだと主張した」とのことだ。

退役軍人の中には「サウジアラビアに代わって圧力をかけていたという認識はなかった」と述べた者もいた。海軍退役軍人でサンアントニオ出身のヘンリー・ガルシア氏は、以下のように述べた。「それを聞いて、私はこう言ったのです。ああ…私たちはトランプ氏へ資金供与に利用されていたのか、とね」

(後略)

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( 翻訳者:小泉真歩 )
( 記事ID:45867 )