イラク:グリーン・ゾーンを15年ぶりに一般市民に一部解放
2018年12月11日付 al-Hayat 紙
■イラク人に対して閉鎖された「グリーン・ゾーン」を15年ぶりに一部解放
【バグダード:本紙】
イラク政府は、イラク人が入ることのできなかったバグダードのグリーン・ゾーンを15年ぶりに一部解放した。
アーディル・アブドゥルマフディー首相の指示を受けたこの(グリーン・ゾーン)の解放プロセスは、ダーイシュに対する勝利宣言を公式に発表した日と同日に行われ、グリーン・ゾーンの内外では広範囲にわたる大規模な祝典が行われた。
またイラク当局は、複数の公的施設や各国大使館を含むグリーン・ゾーンの再解放に向けて、このゾーンを取り囲む多くのセメントの壁を撤去した。
グリーン・ゾーンは2003年のサッダーム・フセイン政権崩壊以降、外交使節団の拠点となっており、厳格な治安措置が講じられ、住人や職員(に与えられる)許可なしには通行することができない。そしてこの封鎖状態は首都の窒息させるような交通渋滞を引き起こしている。
また、アーディル・アブドゥルマフディー首相はダーイシュからのイラクの解放1周年を祝う記念式典の中で、彼の政権が直面している政治的危機にも拘らず、腐敗との戦いや復興を誓った。
そして、イラク首相はイラク国防省の祝典の中で、「イラクは邪悪な勢力やテロリズムに対し史上最大の勝利を達成した、我々は大変な栄誉をもって勝利したのだ」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:原 百恵 )
( 記事ID:45904 )