エジプト:シナイ県でのテロリストの駆逐を目指す
2018年12月13日付 al-Hayat 紙

■エジプト:シナイ県で27名のテロリストと1名の兵士が死亡

【カイロ :本紙】

エジプト軍は、「ダーイシュ」の支部組織が活動するシナイ県の北部と中部において空爆と襲撃作戦を実施し、27名のテロリストを殺害したと発表した。同時に、テロリストとの衝突および巣窟の浄化作戦の中で1名の兵士が殺害された。

ターミル・リファーイー軍参謀・報道官は昨日(12月12日)の声明で以下のことを述べた。「軍部隊は国家のあらゆる戦略的方向性において対テロ2018年シナイ半島作戦の全行程の完遂に向けて引き続き尽力していく。また、同作戦がこれまで挙げた成果としては、空軍部隊がシナイ県北部のある農地に隠された四輪駆動車を破壊したことや、(テロリストの)弾薬倉庫や巣窟の破壊、およびテロリスト達を乗せた車の破壊に成功したこと、砂漠奥地で危険人物3名を殺害したほか、国境西部および南部において四輪駆動車61台を破壊したことがあげられる。」

加えて、同報道官は軍部隊との銃撃戦の末、24名のテロリストの殺害に成功したと述べた。殺害されたテロリストは複数の武器や弾薬、通信機器を所持していたことが確認されたという。リファーイー報道官は403名の犯罪組織構成員、指名手配犯および容疑者を逮捕したことを指摘し、軍の工兵部隊が344個の即席罰初装置(IED)を発見、爆破処理したことを明らかにした。IEDは軍の襲撃部隊を狙って、作戦地域の動線上に設置されていた。また、同報道官は、シナイ県の北部と中部でテロリストらが潜伏していた隠れ家、避難場所、および巣窟342か所を発見、破壊したことを明らかにした。これらの場所からは大量の爆発物や自動車およびバイクのスペア部品、生活物資が発見された。さらに、同報道官はテロリストテロリストが使用していた27台の車とナンバープレートのない83台のバイクを、捜索、急襲作戦中に押収、破壊したと述べた。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:古賀きらら )
( 記事ID:45915 )