イラク:対ダーイシュ戦闘勝利から一年
2018年12月16日付 al-Hayat 紙

■バグダッドからのイラク軍撤退の計画
 

【バグダード:ブシュラー・ムザッファル】

イラクのバルハム・サーリフ大統領は、ダーイシュに対する勝利への軽視に注意を促し、来る諸障害は危険であると強調した。また、バグダード作戦司令部は先週、テロリストの大規模ネットワークを解体したと明らかにした。同司令部は、軍総司官からバグダードからの撤退と内務省職員の展開の命令が下りるのを待っていると指摘した。

また、サーリフ大統領は、ダーイシュへの勝利の日を祝うバグダードでの式典で以下のように述べた。「この勝利は、困難な局面における指導部の訴え、また軍、警察、ペシュメルガ、人民動員部隊等から成る戦闘員の熱意によって達成された。我々は、祖国を守る中で散った殉死者のことを忘れない。国民が苛まれた破壊を忘れない。」

また、「人民動員部隊」諸勢力大半が加わる「ファタハ同盟」党首は、ダ―イシュがイラクに戻ることを阻止する4つの条件を定めた。そして勝利の日のスピーチの中で、以下のように述べた。「勝利の維持し、ダーイシュの再来を防ぐために、我々には現場での諜報の努力と、治安機関の準備が求められている。テロ組織を緩衝地帯に戻らせないためだ」。

上記のことに加え、バグダード作戦司令官のジャリール・ルバイイー中将は「司令部は、アーディル・アブドゥル・マフディー首相兼軍総司令官による軍の首都からの撤退と内務省職員との交代の命令が下りるのを待っている」と強調した。

また、ルバイイー中将は、記者会見の中で以下の旨述べた。「我々は、首都の通りを監視するカメラを12万台以上所有している。これらは、通りを混乱させているバリケードや屯所の代わりとなるだろう。」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:45925 )