イスラエル:トンネル問題に関し、レバノンを非難
2018年12月19日付 al-Hayat 紙


■ネタニヤフ首相は、レバノンに「トンネル」の責任を負わせる。一方でレバノン外務省は、「国連レバノン暫定駐留軍(UNIFEL)」の声明を懸念する。

【ベイルート:本紙】

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、安保理会合が本日(12月19日)、トンネル問題を議論するために開催されるのに先行して、レバノンに同問題の責任を負わせた。そして、同首相は「トンネルはヒズブッラーによるイスラエルへの攻撃である」と指摘した。各通信社によると、軍将校の1人が国境を超えるトンネルの写真複数枚について説明した後、同首相は演説の中で、安保理に対し、UNIFELに南レバノンのあらゆる場所へ自由にアクセスできる権限を付与するよう要求した。これは、ヒズブッラーが証拠を隠す前に、トンネルについて解明するためであるという。

また、同首相は「イスラエル政府は、国境と国民を守るために必要なあらゆることを行うつもりだ」と強調した。一方で、安保理に対し「ヒズブッラーを非難する」よう促した。

さらに、同首相は記者会見で「ヒズブッラーは国境トンネルを通じてイスラエルを攻撃しようと計画した」と強調した。また、国際社会に対し「中東地域でのイランとヒズブッラーの活動を停止させる」よう要請した。そして、「レバノン軍は自国の領土を防衛せず、ヒズブッラーの解体に失敗したのではなく、最近明らかになったように、イスラエル人たちに武器を向けているのだ」との認識を示した。また、「ヒズブッラーを罰さなければならない」と強調し、「米国は安保理会合で、ヒズブッラーに対し前例のない措置を講じるだろう」と明らかにした。さらに、同首相は、「ロシアは、次の戦争を防ぎたいと言っている」と指摘し、ロシアに対し「ヒズブッラーとイランが、レバノンとシリアでイスラエルに対して活動するのを止めさせてほしい」と訴えた。

(後略)

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:45940 )