アラブ首長国連邦:タリバン・米政府間の協議は前向きな結果を出した
2018年12月20日付 al-Hayat 紙

■アラブ首長国連邦:タリバンと米政府の協議は前向きな結果を出した

【アブダビ、ワシントン:本紙】

アラブ首長国連邦(UAE)は、同国が主催し、アフガニスタンのタリバンと米政府の代表者達も出席した協議は、前向きで具体的な結果を出したと発表した。同時に、時期は未定であるもののアフガニスタン和平プロセス遂行のため、アブダビで新たな協議を行うことを明らかにした。

また、UAE通信(ENA)は昨日(19日)「UAEが主催し、サウジアラビア王国が参加、またパキスタンも出席する中で、アフガニスタン和平のため、同国と米国間の協議を主催した」と伝えた。

そして、同通信社は始めにUAEが会談を主催したことを強調したうえで、「この協議は、アフガニスタン和平の実現と同国の安全および治安を回復するために尽くされてきた努力の中でこぎつけたものだ」と続けた。

さらに、同通信社は「アブダビで2日に渡って続いたこの協議は、すべての当事者にとって前向きで具体的な結果をもたらした」と続けた。同時に、「アフガニスタン和平プロセス遂行のために、アブダビで次回の会合を行うこと」を発表した。

一方、ワシントンではロバート・パラディーノ米国務省副報道官が昨日(19日)の記者会見で次のように述べた。「アブダビでのアフガニスタン政府とタリバンそれぞれの代表者らによる協議は、アフガニスタンにおける紛争終結に向けて、米国が対話を促進させるたに行った米国の努力の一部である。また、これは南アジアにおける我々の戦略の一部でもある。」

さらに、同副報道官は次のように続けた。「アフガニスタンでの戦争は、同国民が敬意を払い互いを受け入れた上で、彼らの未来に向けた政治的ロードマップについて議論するときにしか終わらないだろう、と我々は長きにわたり主張してきた。そういうわけで、現在、我々や我々のパートナーの努力はこの目標に集中している。」

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( 翻訳者:手塚礼奈 )
( 記事ID:45951 )