リビア:トルコによるリビアへの武器密輸疑惑
2018年12月23日付 al-Hayat 紙

■トルコは、リビアでおきた「武器の積荷」スキャンダルからの脱出策を見出そうと努める

【トリポリ:本紙】

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相は昨日(12月22日)、リビアの首都トリポリへの公式訪問を開始した。同外相はこの訪問を通じて、(リビアでおきた)トルコの武器が積荷の中に積載されていたという危機からの脱出策を見出そうとしている。これらの武器はリビアのある港で、リビア国内に流入する前に押収された。

リビアの治安当局は先週火曜日(12月18日)ハムス港で、コンテナ2個を押収した。コンテナはそれぞれ40フィート型であり、武器と弾薬が積載されていた。また、これらのコンテナはトルコのメルスィン港から来航した船に載せられており、積荷の中に積まれていた。そして、積荷目録には建築資材であると記載されていた。その結果、トルコ政府がリビアの危機において不審な行動をとっているのではないかという疑いを引き起こした。

国連リビア支援団(UNSMIL)はTwitterアカウントを通じて、「安保理の専門家チームがリビア海岸に到着した武器の積荷事件を調査する予定である」と述べた。また、武器の輸出入の禁止を規定する安保理決議は、「明白かつ明示的で」あり、「リビアに必要なのは、安定と平和であり、さらなる武器ではない」と付け加えた。

今回の事件は、トルコの武器がリビアに流入するのを阻止した2度目の事件である。すなわち、ギリシャが今年(2018年)初め、武器と爆発物を積載した船舶の通航を阻止した。同船舶は、トルコからリビアに向かう途中であった。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:45964 )