サウジアラビア:ミナーの災害の犠牲者への賠償金支払いと権益保護のための事務所開設についてイランと合意
2018年12月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
■サウジアラビア:スイス大使館内にイランの権益保護のための事務所開設に合意するとともに、ミナーの災害で犠牲となったイラン人への賠償金を支払う
【本紙:ロンドン】
サウジアラビア王国は、イラン・イスラーム共和国が在リヤドスイス大使館内にイランの権益保護のための事務所を開設することに合意した。また、3年前のミナーでの災害の犠牲となり亡くなったイラン人への賠償金の支払いにも合意した。
イランの公式通信社『イスラーム共和国通信(IRNA)』によると、イラン巡礼協会のアリー・レダー・ラシディヤーン会長が、記者会見の中でミナーの災害の件について、「サウジアラビア政府がミナーの災害で犠牲となったイラン人らへの賠償金に関する公的文書を同国の国連代表部へ送付したが、特にサウジアラビアがイラン側へ支払うと決めた金額に関して私はそれ以上の詳細は知らない」と述べた。
さらに同会長は、今までにイラン人犠牲者5名の身元が確認されたが、未だ5名の犠牲者の身元が確認できていないこと、そして(身元の分からない)犠牲者らのDNA鑑定に関するサウジアラビアの返答が待たれていることを明らかにした。
さらに同会長は、サウジアラビア王国は、イランが自国権益保護のために在リヤドスイス大使館内に事務所を設置することに合意した、と明らかにした。
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( 翻訳者:庄司 有沙 )
( 記事ID:45978 )