フランス:ユネスコが世界アラビア語の日を祝う(1)
2018年12月20日付 al-Hayat 紙

■ユネスコが世界アラビア語の日を祝う…若者の関心を呼び起こす(1)

【パリ:本紙、スルタン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール・サウード慈善財団】

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は、スルタン・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・サウード慈善財団からの協賛を受けて、先日パリで「アラビア語と若者」をテーマに掲げた世界アラビア語の日を祝った。式典には様々な組織や言語学機関からの代表者、外交使節団員のほか、アラビア語に関心を抱く文化人や文学者、思想家、作家らも出席した。

ユネスコ人文・社会科学局のナダ・ナーシフ事務局長補佐は開会演説の中で、出席者への歓迎の意を表するとともに、ユネスコ・サウジアラビア政府代表部とスルタン・ビン・アブドゥルアズィーズ慈善財団による継続的な支援およびこの式典への関心を高く評価した。また、同事務局長補佐は今年の式典のテーマを称賛し、ユネスコは若者の存在を前社会の変化と進歩を支える柱とみなしており、安定・成長・繁栄のために社会および個々人のつながりを強化すべく、若者たちが人同士の交流の形を豊かにすし、橋渡しができるようにすることが重要であると確信していると述べた。

一方、ユネスコ・サウジアラビア代表のイブラヒム・ビン・ユースフ・バラウィー博士は、世界アラビア語の日はそれ自体に象徴的意味を持ち、アラビア語は(受け継がれてきた)財産と文化的・文明的な遺産と共に今も生き続ける言語であり、現在そして未来においれも生き続ける言語であると述べた。また同政府代表は、こうした観点からユネスコ・サウジアラビア政府代表部は、複数のプログラムの中でアラビア語の使用の強化に取り組んできたことを明らかにした。

さらに同政府代表は、この重要な機会に際してユネスコ・サウジアラビア政府代表部は「アラビア語と若者」を主軸に選りすぐりの研究者らが執筆に参加した学術書を発行した。また経済的な支援について、同政府代表はスルタン・ビン・アブドゥルアズィーズ慈善財団 に対して謝意を表明した。同財団は世界アラビア語の日の記念式典のスポンサーや、アラビア語コンテンツ・サービス、ユネスコのセミナー会議おける同時通訳チームの支援提供など、複数のプロジェクトに貢献している。これに対して、スルタン・ビン・アブドゥルアズィーズ慈善財団の最高責任者であるサーレフ・フライフィー氏は取り扱う議題として「アラビア語と若者」という問題を選んだことを称賛した。同時に、同財団の重要視するアラビア語への興味・関心の道は、異なる文化間の溝に橋を架けるための手段であるとともに、文明間の交流および他社との理性的な対話の実現に向けた試みであり、ひいてはアラブ人とムスリムに対する正しいイメージを広めるため、対話と交流の問題に関心を抱く国際社会および地域のアクターとの恒常的な協力に向けたものであると述べた。

(2)へつづく

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( 翻訳者:横溝佳那子 )
( 記事ID:45984 )